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4.解説・灯台





4-1洋式灯台の築造

1866(慶応2)年に英仏蘭米4カ国と幕府が締結した江戸条約は航路標識整備の条項が明記されていました、また兵庫港開港に備えて大阪約定も締結されました。これにより、諸外国の船舶が入港する際に必要な目標となる建造物や、危険海域を示す標識を設置することが外交上緊急の問題となりました。これが日本の西洋式灯台建設への端緒となりました。しかし当時の日本にとって、西洋式の灯台建設は全く未知のものでした。灯台建設調査のため、英仏の技術者を招聘し、灯台の建設事業を行う燈明台掛というものを設け西洋式灯台の築造に着手しました。これが西洋式灯台築造の始まりです。





4-2保存灯台
海上保安庁では、明治元年(1868年)9月17日に東京湾の入り口観音埼に建設された観音埼灯台をはじめとして、明治時代に建設された64基の灯台について、歴史的・文化財的に価値が非常に高く、我が国の西洋技術を導入した築造技術の黎明期の産物であり、後世に継承すべき貴重な財産として保存作業を実施しています。(海上保安庁交通部計画運課)
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