英仏の技術者による築造 1866(慶応2)年に英仏蘭米4カ国と幕府が締結した条約により諸外国の船舶が入港する際に必要な目標となる建造物や、危険海域を示す標識を設置することが外交上緊急の問題となりました。しかし当時の日本にとって、西洋式の灯台建設は全く未知のものでした。灯台建設調査のため、英仏の技術者を招聘し、灯台の建設事業を行う燈明台掛というものを設け西洋式灯台の建設に着手しました。 英仏の技術者が明治初期に築造した灯台は30基です。以後明治期はそれらの灯台を参考に全国に建設されデザイン上も類似の形が散見されます。(30基全基このホームページに掲載されています) フランス・ランソワ・レオンス・ヴェルニー等が建設した灯台は東京湾の「観音埼灯台、野島埼灯台、品川灯台、城ヶ島灯台」の4基で残りは全てイギリス・リチャード・ヘンリー・ブラントンが建設しました。 |
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名称 |
設置点灯日 |
構造 |
設計 |
名称 |
設置点灯日 |
構造 |
設計 |
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1 |
明治2年1月 |
当時煉瓦造 |
ヴェルニー | 2 |
明治2年12月 |
当時煉瓦造 |
ヴェルニー | ||
3 |
品川灯台 |
明治3年3月 |
当時煉瓦造 |
ヴェルニー | 4 |
明治3年6月 |
石造 |
プラントン | |
5 |
明治3年8月 |
当時煉瓦造 |
ヴェルニー | 6 |
明治3年11月 |
石造 |
プラントン | ||
7 |
明治4年1月 |
当時石造 |
プラントン | 8 |
明治4年4月 |
石造 |
プラントン | ||
9 |
明治4年7月 |
当時鉄造 |
プラントン | 10 |
明治4年8月 |
当時木造 |
プラントン | ||
11 |
明治4年10月 |
当時鉄造 |
プラントン | 12 |
明治4年11月 |
石造 |
プラントン | ||
13 |
明治5年1月 |
石造 |
プラントン | 14 |
明治5年6月 |
石造 |
プラントン | ||
15 |
明治5年7月 |
当時木造 |
プラントン | 16 |
天保山灯台 | 明治5年10月 |
当時木造 |
プラントン | |
17 |
明治5年10月 |
当時鉄造 |
プラントン | 18 |
明治5年11月 |
石造 |
プラントン | ||
19 |
明治6年4月 |
当時木造 |
プラントン | 20 |
明治6年6月 |
石造 |
プラントン | ||
21 |
明治6年7月 |
煉瓦造 |
プラントン | 22 |
明治6年9月 |
当時木造 |
プラントン | ||
23 |
明治6年9月 |
当時木造 |
プラントン | 24 |
明治7年5月 |
煉瓦造 |
プラントン | ||
25 |
明治7年11月 |
煉瓦造 |
プラントン | 26 |
羽田灯標 | 明治8年3月 |
当時鉄造 |
プラントン | |
27 |
明治8年8月 |
当時鉄造 |
プラントン | 28 |
明治9年3月 |
石造 |
プラントン | ||
29 |
明治9年10月 |
煉瓦造 |
プラントン | 30 |
明治9年11月 |
石造 |
プラントン |
品川灯台 | 天保山灯台 | 羽田灯標 |